海はともだち
月イチあーと教室 2025.8
夏休み期間だった今回は、自由研究にもなるプログラム。プラスチックゴミを使ったアップサイクルアート!捨ててしまうゴミをアートとして価値あるものへと生まれ変わらせます。
アップサイクルアートの背景を探りながら、企業の取り組みや作家の作品など、さまざまな広がりがあることにふれたり、豊田市美術館に所蔵されているトニー・クラッグの作品や、ゴミにまつわる絵本「プラスチックのうみ」を手がかりに、「ゴミってなんだろう?」「減らすために私たちにできることは?」といった問いにも触れながら、子どもたちと一緒にスタートしました。

プラスチックゴミが宝の山に見えてきた
カラフルな色やデザインされた絵や文字、素材の形など様々なプラスチックのゴミですが、これが表現の素材となると宝の山!!何を使おうか!選ぶことも楽しくなります。


お気に入りを探す!
「え!ここ!」みたな部分を切り抜いたり、面白く使い全体の表現へとつなげ、それぞれの工夫が魅力につながっていましたね~。めちゃくちゃ面白い!
目につかったペットボトルのキャップを使い宝箱のようにしてみたり。
ビニール袋をふくらませてしっぽのボリュームにしてみたり。
大好きなクラゲにするために足!?をいろいろな素材で張り合わせてみたり。
「ちょっとこれ、いいんじゃない!」の繰り返しが、自分らしさをそっと形にしてくれるような。
お気に入りを探すって、素敵なことですね~。

空間と作品が響き合う
大変暑い日でしたが、日曜日午前の部では、外での鑑賞会を行いました。
まぶしくて、暑かったけど💦
青空の下、芝生の上、そして太陽の光を浴びた作品たちは、より鮮やかで、より生き生きと輝いて見えました。


鑑賞するって
自分の作品と、ほかの作品がつながって見える瞬間。
全体の中に、自分の作品がふと浮かび上がるような感覚。
作品はそれぞれ違うからこそ響き合う、集まることで生まれるワクワク。
ひとりで作っていたはずの作品が、全体を通してみるとまた見え方も感じ方も変わってきます。
今回のプログラムでは、そんな「つながりの中で見えてくる自分らしさ」一緒に感じることができたように思います。満足や安心感が湧いてきたかな!と思う子どもたちは、積極的に話しかけてくれるようになってきて、それも嬉しいひと時ですね。
