おやこあーと会2025.9
季節を感覚で遊ぼう
子どもの感性がのび~るおやこあーと
\1.2.3歳児向け子育てコミュニティ/
動くかたち
黒い墨が画面をゆっくりと流れ、時に踊るように跳ねる。
そこにカラフルな色が散らばり合い、楽しげな世界が広がりました。
今回はドリッピング技法を使うプログラムでしたが、手で触りながら描き心地を試すように描いたり、容器をスタンプにしてトントンと跡を楽しんだり…
子どもたちの「こうしてもいいんだ!」というひらめきが、線や色にのびのびと表れています。

好奇心の芽が出るとき
「お!なんだかおもしろいぞ!」
そんな瞬間、子どもの表情がふっと変わります。
一点を見つめるまなざしは、まるで好奇心の芽が出たよう。
その芽は、大人にも届いてきます。
一緒に「なんかおもしろいね」と感じられる時間。
それが、私のいちばん大切にしたいものなのかもしれません。


「みてみて!」
の気持ちを受けとめる
いつからだろう?
自分の作品を見てもらうことが、なんだか恥ずかしくなってきたのは。
自信がなかったり、「これでいいのかな?」と迷ったり。そんな気持ち、よくわかります。
でも、子どもたちは「みてみて!」と、自分の楽しい・嬉しいを誰かと共有しようとします。
見てほしい!という気持ちが大きく育つこの時期、鑑賞会はお母さんだけでなく、そこにいるすべての人に受け入れられる“安心の場”になります。
笑顔で拍手する空間って、嬉しくてちょっと照れくさい。
言葉がまだ話せなくても、愛情はちゃんと伝わると思います。
鑑賞会は、作品を見せるだけじゃなく、そこにいる人たちと一緒に「心の安心の場」をつくることに意味があるんだと思います。

描いてコミュニケーション
プログラムの前に、自由お絵描きの時間を設けました。
白と黒の画用紙、そして色と白のクレヨンを準備して…
白いクレヨンは白い画用紙では見えないけれど、黒い画用紙に描くと見える!そんな「あれ?」を楽しみながら描いたり、目のシールを貼って、表情豊かな“なにか”もたくさん生まれました。
もちろん、緊張している子もいます。
周りの様子を見ながら、ゆっくりと参加してくれました。
無理に描かなくても大丈夫。
この体験が、またおうちで描いてみようかな…というきっかけになれば嬉しいです。
※もちろん緊張してる子もいます。周りを見ながらゆっくり参加してくれました。無理に描かなくても大丈夫。この体験が、またおうちで描いてみようかな…というきっかけになれば嬉しいです。

何かわからないけど
今回のプログラムに合わせて、ミロの画集を見ました。
大人でも「なんだこれは?」と思う作品が多いけれど、線や色の雰囲気が、どこか子どものような柔らかさを感じさせてくれます。
2歳児さんたちにも見てもらったところ…
「ブタがいるね〜」「てんとう虫がいる!」と、作品の中に自分の発見を教えてくれました。
そんなふうに見えるんだ〜と、私が感動(笑)
“何かわからないもの”って、想像を広げてくれるように思います。
正解を求めなくても、その時感じたことをじっくり味わう時間もいいですよね。
でもやっぱり、「なんだっけ?」と正解が気になってしまうこともありますが。
“わからない”を楽しむ力は、創造のはじまりかな!?
子どもたちから学ぶことって、本当にたくさんあります。
