ハンドオンハンドのデザイン画

月イチあーと教室  2025.9

今回のプログラムは、「手のシルエット」を使って作品を構成していきました。何個か隠れているかな?どんな仕組みなっている?

作品をじっくり見て、構成の不思議や面白さからはじまりました。

どの配置にする?どの色と組み合わせる?

一つ一つ自分で決めていくことが大切な過程です。

その感覚は、誰かとは違う。正解のない自分のバランスを自然と探る時間です。その積み重ねは、きっと「自分らしさ」を育ててくれるプロセスなんだと思います。

森の中ののような雰囲気。木や虫もいるんだって!

こだわわりの手のポーズ!

今回は、簡単な手のポーズをおすすめしていたのですが、子どもたちはそれぞれにこだわりをもって、難しいポーズにも果敢に挑戦していました。

さすが!!です。

ちょっとした手の隙間や、手のポーズのイメージ「どんなポーズにしようかな?」と考える時間も、表現の大切な一部。好きなポーズを考えることは大切ですね。

ちょっと難しいから、
ちょっと手伝ってもらう

今回の制作では、手形を写し取る工程が少しむずかしく、低学年の子どもたちはお母さんやお父さんに手伝ってもらいながら取り組みました。
限られた時間のなかで、親子が一緒に手を動かす姿はとても微笑ましく、作品づくり以上の大切な時間だな~と。

「ちょっとむずかしいから、ちょっと手伝ってもらう」——そんなやりとりのなかに、信頼や安心が育まれていくように思います。

普段使わない絵具や道具

今回はアクリル絵の具を使用しました。乾いたあとは耐水性があるため、色を何層にも重ねて仕上げていくことができます。

筆の代わりに使ったスポンジは、小さな子でも扱いやすく、自由なスタンピングが楽しめました。「筆よりも気軽に使えて楽しかった」との声もありました。

スポンジでのスタンプは、力加減によって印象が大きく変わります。ふわりと薄く重ねると透明感のある雰囲気に、ぎゅっと濃く重ねると力強い印象に。それだけでも作品の表情がぐっと変わっていくのが面白くて個性が伝わってくるようでした。

ちょっ水色の手のシルエットが見えるところが好きだな!

手のシルエットのデザイン

手のシルエット、色の重なり、隙間、アクリル絵の具の濃淡——それらが集まり、一つの作品が生まれました。
奥からそっとのぞく「オッケー」の手のかたち。
楽しげな雰囲気が漂っていて、見ているだけでなんだか嬉しい気持ちになりますね。

難しそうに見える構成も、こんなにも豊かに、のびやかに表現されていくんだなと。
とても楽しませていただきました。