夏トマトを描く

月イチあーと教室 8月 

猛暑の夏でしたね。トマトも美味しいはず!!

息子は小学校でミニトマトの観察のために育てていましたが、トマトはとても身近な夏野菜ですね。(嫌いで、1個しかたべませんでしたが。)

夏トマトの種類も多くて、ぷりっとしたトマト、黄色みのあるトマト、ヘタがピンっ!としたトマト。見れば見るほどトマトの個性が見えてきてモチーフ選びにも力が入りました。

五感で観察

セッションでは、よく知っているものだからこそ、五感であじわうことを大切にしています。「トマトは赤い・丸い・ヘタが緑だ。」私たちの頭にはトマトの情報がしっかりとあります。だからその情報ではない、今感じてるトマトを描くためには、

目を閉じてみたり、匂いを香ってみたり、中身をじっと観察してみたりします。今感じてることを大切にします。みずみずしさ、食べたいな~と思う気持ち、トマトの香りが臭い~など、それぞれの感じ方を楽しみ描きます。

さて、トマトの香りは、どんな色かな??

絵具で混色

トマトのヘタにもこだわりました。見たままを描く面白さもあれば、ヘタの動きを楽しむ面白さもあります。絵具も緑だけでなく、他の色も混ぜながらこれだ!と思う色を作り出していきます。

使う色は、赤黄青緑白色。それを少しずつ混ぜたり、完全に混ぜずにマーブルのような状態で使ってみたり。

絵具も色つくりは実験のようでワクワクしますよね。思っていた色とは違うことが良かったりもしたり(笑)

どんなトマトを描きたい?

「目の前のトマトをよく見て!」とついつい声をかけてしまいませんか?

どんなトマトにしたいかは本人にしかわかりません。

目の前のトマトとそっくりに描くことが目的ではなく、目の前のトマトをどう感じて、どう描きたいかが大切なんです。

トマトが嫌いな子は、匂いの色だけで表現する子もいました。最後まで赤を使わないところ、それもいいですよね。

自分はどうしたいかを考える時間

それぞれのトマトへの挑戦が見られた今回!トマトって赤い・丸いだけじゃない面白さをたくさん見せてもらえました。

絵を描くことを通して、自分がこうしたいを大切にできる時間であり、それをみんなで共感していく、尊重しあうことを大切にしたいなと改めて感じました。